SERIES 私の愛することば 010……大切にしたい、名言・格言セレクション
TEXT BY ERI KAWADE
みなさん、こんにちは〜^^🎶
今回は、このブログ連載シリーズが始まって、ちょうど10回目なので、
アニバーサリー・スペシャルとして、
実は、私が、長年、もっとも愛してきたことばを、ご紹介いたしましょう。
「世界でもっとも美しい祈りの言葉」とも呼ばれる、
アッシジの聖フランシスコ(1181〜1226)が残した、祈祷の言葉です。
ちょっと長いですが、これでも抜粋なのです。
もっとも素晴らしい部分のみ、引用します。
「主よ、わたしを、あなたの平和の手段にしてください。
憎しみのあるところに、愛を、
いさかいのあるところに、許しを、
不仲のあるところに、和合を、
過ちのあるところに、真理を、
疑惑のあるところに、信仰を、
絶望のあるところに、希望を、
闇のあるところに、光を、
そして悲しみのあるところに、喜びをもたらすことができますように。
聖なる主よ、私に、
慰められるよりも、慰めることを、
理解されることよりも、理解することを、
愛されるよりも、愛することを
望ませてください。
なぜならば、私たちは、
与えることにより、受け取ることができ、
我を忘れることにより、見いだすことができ、
許すことにより、許され、
死ぬことにより、永遠の命として生まれるのですから。」
“Lord, make me an instrument of your peace;
where there is hatred, let me sow love;
where there is injury, pardon;
where there is discord, union;
where there is error, truth;
where there is doubt, faith;
where there is despair, hope;
where there is darkness, light;
and where there is sadness, joy.
O Divine Master, grant that I may not so much seek to be consoled as to console,
to be understood, as to understand;
to be loved, as to love;
for it is in giving that we receive,
It is in self-forgetting that we find,
it is in pardoning that we are pardoned,
and it is in dying that we are born to eternal life.”
まさに、人生の、人間という存在の、美しい真理をことばにした、
素晴らしい詩のような、祈りの言葉でしょう。
私も、与えられるよりも与え、愛されるよりも愛する人間となって、人生をまっとうしたい——。
この言葉を読むたびに、そんなふうに、しみじみ思うのです。